「怒れる親父」が子供に復讐されると言う事

最近、子供の世界が理解できないまたは飛び込む勇気がない、
もしくは父親の威厳の復活かどうかは定かではありませんが
「怒れる親父」とばかりにかなり急先鋒的な動きが見られます。

おやじ日本

 しかし、奈良で起きた母子放火殺人事件はその「怒れる親父」が
息子である長男からゲームや漫画といった娯楽を奪い、半ば強引に
「怒れる親父」とばかりに子供をコントロールしようと結果、復讐されて
しまうと言う何とも皮肉な結果を迎えてしまったのも事実な訳です。

放火の高1長男、進学後に深まる家庭内での孤独感(サンスポ)

長男は同級生に「父がどうしても塾に行けとうるさい」と漏らし、小学以来の友人に「漫画やゲームも好きだったけど父親にやめさせられた」などと打ち明けていた。

「集中勉強室」でスパルタ指導…奈良母子放火殺人ZAKZAK

長男は成績が悪いと、病院の集中治療室(ICU)になぞらえた「集中勉強室」と呼ばれる自宅の部屋で、父親にマンツーマンの厳しい指導を受け、殴られることもあったという。
(中略)
 長男は調べに、「ことあるごとに父親に殴られ、暴力が許せなかった。日頃から殺そうと思っていた」

[奈良高1放火殺人]動機は「説教や殴る父に憎しみ、母も」ライブドア・毎日)

 長男は幼いころから医師への道をめざし、父親も強く後押し。深夜まで勉強につきあうほど熱心だったが、指導は時には暴力も交えた厳しいものだったという。

 父親の姿勢について長男は「成績やしつけに厳しく、憎かった」などと供述。父親が不在時の長男の行動を父親に報告する母親にも不満を募らせていたという。

 結局の所、今の段階における「怒れる親父」と言うものは
子供が怖い、しかし自分のいうとおりに育てたいと言う
非常に利己的な考えであると共に子供自身の問題を
受け止める事が出来ない、つまり器の小ささが目に付いてしまう。
そして、今の子供はすぐに反発せず表面的には服従するそぶりを
見せながらもキレるだけで器の小さい親父への恨みはガスのように
充満するので何らかの形で爆発、高圧的に接した親父も最終的に
悲惨な結果に陥るであろうし今後もこういった問題は起きるでしょう。

少なくとも今の世の中で重要なのは威張った態度で接するのではなく
きちんと子供と対話する、そして問題を受け止める事が大事ではない
でしょうか?。