2006.5.23 引きこもりと劣等感な新聞記者

引きこもりを殺したのは誰だ?

5月22日付朝日新聞朝刊2面(東京版)に愛知県で起きた
アイ・メンタルスクール事件を取り上げた記事が掲載されて
ました。内容としては以下にあるリンク先の記事を圧縮した
記事なのですが
この記事はネット上には載っていないので図書館なり
朝日新聞を撮ってる所なりで確認していただきたい

【自立支援の迷路−アイ・メンタル事件】(朝日新聞
(上)入寮先は「カギ部屋」
(中)「居場所ない」すがる親子
(下)長引く「困難」受け皿なく

この記事において興味深い部分があるので引用すると・・・

朝日新聞 第2面 時時刻刻 中見えぬ「駆け込み寺」
 追いつめられた親 ここしか

引きこもりが社会問題化したのは90年代以降だが、
何処に相談したら良いのかわからない親は少なくない、
親の会などが毎年実施している調査では、
「どこにも相談した事がない」
という親が昨年でも3割いた。
公的な相談窓口としては都道府県や政令指定市が設置する
精神保健福祉センターもあるが一般的にはあまり知られていない。
結局、民間施設に足を運ぶ。
死亡した男性は米国留学後、引きこもりになった。
母親は「米国に行って、人が変わってしまった」と愛知県警に
話したと言う。家族はテレビやインターネットでアイ・メンタルを知った。

全国引きこもりKHJ親の会

本来、引きこもりやニートというものは様々な事情が存在し、
場合によっては働けないのは精神疾患と言った何らかの要因
かも知れない訳でこの問題は一種のオーダーメイド的な感覚で
取り組まないと真の解決にはなりえません。

ただ、テレビを中心としたマスメディアはそういう部分を無視して
「引きこもりは本人の甘えである」と思考停止し、引きこもる人々の
耳を傾けず、むしろ
「引きこもりは社会の害悪だから」
という報道側の傲慢さ故に彼らを奴隷のように調教し家畜のように
屠殺してしまう施設をのさばらせたのではないか?。

だとするならばマスメディアにおいてこういう所を積極的に
持ち上げたであろうテレビメディアの罪は大きいのでは
ないでしょうか?。

そして、どうしても引きこもりに悩むのであれば

先に都道府県の精神保健福祉センターの無料相談を利用してください
全国の精神保健福祉センター

強引に解決を急ぐのではなく「何故働けないのか?」をきちんと知る事が
大事だと思うのです。

【参考】
不条理日記NPO法人「アイ・メンタルスクール」って何?
アイ・メンタルスクール事件 その5


メイドに劣等感を抱く新聞記者

■メードカフェ:女性記者が体験 「ご主人様、大丈夫か?」毎日新聞

数百円でご主人様になれるメードカフェの流行を、私は喜べない。
幻想に守られた“家”で、飲み物を混ぜてくれるメードさんをうっとり
眺める男性客に「いい若い者が大丈夫か」と胸ぐらを揺さぶって
やりたい気持ちがわきあがってくるのだった。【亀田早苗】

この記事を見てるかどうかはわかりませんが
亀田早苗毎日新聞社記者はぜひとも
我々に胸倉を掴んで揺さぶって頂きたい

もっとも、胸倉掴んで揺さぶったりしたら
亀田早苗記者本人が悪人になるわけですが。