新聞の主張の価値は?

最近色々起きてる問題と言うものを把握するためにネット上だけではなく
新聞紙の記事もチェックしているのですが、最近はチェックすればするほど
新聞社のネット社会に対する憎悪感を露わにしてるのでは?と感じ取れるように
なりました。

産経新聞社説 ■【主張】少年の凶悪事件 駄目なものは駄目と叱れ

最近、同じ年齢層の少年の凶悪事件が頻発している。静岡県で、高校一年の少女が劇物タリウムを母親に飲ませ殺人未遂容疑で逮捕された。一方、東京都板橋区では寮の管理人夫婦が高校一年の長男に殺害された。

 これらの犯罪の多くに、「身近な者を狙う」「ネットで犯行を誇示」などの共通点が見られるが、それですべてをくくることはできない。個々の事件により、動機も背景も異なる。あえて共通点をあげれば、どのケースでも規範意識が極めて希薄なことだ。(抜粋)

内容そのものは子どもに対する規律を厳しくしろ、と言うものなのですが、
気になる記述として町田の事件に関してネットを使った形跡は無いはずなのに
あたかも利用したかのように括ってから、括るな子どもが緩んでると言う論調に
なる辺り、いかに新聞社がユーザーが情報発信し、考察し、時として
新聞の社説やキャンペーンすら凌駕するようなムーヴメントを引き起こす
ネット社会に対する嫉妬と嫌悪感、そしてそのムーヴメントを起こす社会に
おいて新聞社が単なるニュースソースメーカーに成り下がることに
恐怖しているか?と言うのが社説に出てるような気がします。

しかし、購読者層とその変化と言うものを新聞社が把握せず
部数確保の名の下、社会正義の仮面を付けて情報格差というものを
わざと増幅させるような記事を連発させる姿勢と言うのは
果たして正しいものなのでしょうか?。

【関連】
新聞への提言www.jimbo.tv
連邦×産経

新聞サイト利用増大、でも主流は印刷版
米新聞の発行部数がさらに減少ItMedia