2006.3.06

ゲーム脳という問題」に追記

さすらいのボーダフォン

Vodafoneとソフトバンク、携帯電話事業売却に向けて交渉か
【関連】ソフトバンク×ボーダフォン関連まとめ
ソフトバンクの携帯電話用電波、割り当て取り消しも(Yahoo 読売)

私、J-PHONEの頃からのボーダフォンユーザーなのですが外資系になったかと思ったら
今度はソフトバンク系になるかもしれないというある意味二転三転という状況に
ボーダフォンは置かれていると言えます。

確かにYahoo!が持つコンテンツは魅力的ではあるのですが過去に料金体系や
3G携帯端末等で混乱する姿を目の当たりにしているユーザーとしてはそれら
料金や端末施策の足固めをしっかりやって欲しい。

あと、本音を言うならば国内専用端末向けに「J-PHONE」と言う名称を
復活出来ませんかね?、「Yahoo!Phone」だと格好が付かない。

ゲーム脳という問題

ゲイムマンが世田谷のゲーム脳講演会に行ってきた(ゲイムマンのブログ)

・森教授を批判する人は全員、「ゲーム会社と何らかのつながりがある」ことになってるらしい。
サンデー毎日」で、京都大学の櫻井教授が、森教授の胡散臭さを指摘したことに対しても、
「京大はゲーム会社から70億もらってますから、本当に言いたいことは言えないんでしょう」

・「少年犯罪が増えてない」ことを指摘されたのに対し、森教授の回答は、


「私は日本人です。日本のこどもたちが壊れていくのを黙って見過ごせますか?」
(リンク先より抜粋)

追記
森昭雄博士の講演「テレビゲームと子どもの脳」@世田谷に行ってきました
科学者ではない、あるいは科学者の風上にも置けない(せんだって日記)

森昭雄氏の世田谷区講演リポート(リヴァイアさん、日々のわざ)

これら、森昭雄氏が語った事は硬直化とカルト宗教化による防衛と言う
自己中心的な持論の典型的なパターンに陥ってると共に反論として
「京大はゲーム会社から70億もらってますから」やコメント欄に記載されている
「手を使う能力トレーニングソフトを買うより古本屋で本を買ったほうがいい」
と言う発言はかえって自らを追い込む材料を与えてしまったようにも感じます。

そもそも、脳をどうにかすればうちの子はまともになると言う考えそのものが
大きな間違いと言いますか脳と精神は別問題として取り扱うべきですし
そういう風潮がエスカレートすれば精神治療の為に脳に外科治療を施し
結果多くの犠牲者を出したロボトミー手術のように取り返しの付かない結果に
陥るのではないかと危惧するのですが。

【参考】
Wikipediaロボトミー(精神外科)
ロボトミー lobotomy

追記!
森のゲーム脳関連に先立つ形で埼玉県さいたま市
お茶の水女子大・榊原教授がゲーム脳に対する反論を
展開していました。

“ゲーム脳”説「矛盾ある」お茶の水女子大・榊原教授が講演埼玉新聞

市民団体「教育と自治・埼玉ネットワーク」の結成一周年
第二回記念講演がこのほど、さいたま市浦和区の市民会館うらわで開かれ、
お茶の水女子大・子ども発達教育支援センターの 榊原洋一教授が
子どもの発達と脳科学について講演した。

  「専門の研究者が書いた本であっても、動物実験の結果をそのまま
人間に当てはめて論じたものがあり、誤った印象を与えるおそれがある」

と指摘した。

  CTスキャンやMRI(磁気共鳴描画)などの応用で目に見える形で
脳の活動が少しずつ分かるようになってきた。
  一方で、榊原さんは、問題点として、科学的な実験結果を引用した本でも、
  人間に当てはめるときに論理が飛躍していることがあるとした。

  脳波の検査でテレビゲームを多くやる人は認知症の人と
同じようなベーター波の量(比率)だったことから
  脳の活動が少なくなっていると指摘する本について
「明らかな矛盾がある」
と説明。

  より進んだ研究である脳画像でさえ、脳の一部が活性化されている
ことが目に見えるように表示できても、その部分が脳の中枢であるとは限らない、
関連する部位と一体となった脳の働きの複雑さを考える必要性があるという。

  会場からの質問に対して、脳科学を人間の教育や社会的な場の行動に
当てはめることの難しさを語った。

  ほかに早期教育の疑問点やキレやすい子どもについて、
脳科学だけで語ることの問題点も指摘した。

追記!
森昭雄氏が語った「京大はゲーム会社から70億もらってますから、
本当に言いたいことは言えないんでしょう」
の発言ですが
どうやら任天堂相談役の山内博氏が京都大学の付属病院に対して
新病棟建設のために多額の寄付をしたことを悪意を持って歪曲して
吹いてたようです。

任天堂の山内相談役、京大病院に私財70億円寄付朝日新聞

大手ゲーム機メーカー任天堂京都市南区)の前社長で現相談役の山内溥(ひろし)氏(78)が、京都大医学部付属病院(同市左京区、1220床)に私財70億円を寄付することになった。京都大が21日、発表した。この70億円で新病棟を建設する。文部科学省国立大学法人支援課は「国立大学法人への1件の寄付としては聞いたことのない額」と話している。

 同病院の病棟4棟のうち、最も古いものは築38年と老朽化。新病棟の建設計画が持ち上がっていた。同病院をかかりつけにしている山内氏がそのことを聞き、昨年、寄付の意向を伝えたという。山内氏は同日、任天堂を通じ「少しでも早い完成を期待している」とのコメントを発表した。


任天堂相談役山内溥氏、京都大学に70億円寄付し新病棟建設

京都大学は2月21日、任天堂山内溥相談役から70億円の寄付を受けて、京都市左京区の付属病院に新病棟を建設すると発表した。この寄付額は京都大学では史上最高のもので、病棟を民間の寄付で建設すること自体はじめてだという。


付属病院は外来診療棟が新設されていたものの、病棟自身は一部老朽化や分散という問題があり、新病棟の整備や病棟の一元化が模索されていた。今回の寄付でこの構想の実現化が図られることになる。

新病棟は駐車場がある場所に地上8階、地下1階の鉄筋コンクリート造り。建物と基本的設備すべてを今回の寄付でまかなうことに。来年2月に着工し、2008年12月完成予定で、2009年度中の稼働開始を目指す。

【参考】山内溥氏から京都大学に対する寄附について(2006年2月21日の項目参照)