2006.1.14
かぶれたヘイトスピーカー
中原昌也さんや高橋ヨシキさんによる「嫌オタク流」がまもなく発売（にゅーあきばこむ） リンク先の執筆者や目次等を見る限りは10年程前のゲーム雑誌やサブカル雑誌では
割と見受けられたある意味青臭いオタク蔑視思想を思い出してしまいました。
と言いますかあの頃のログインやファミコン通信における
鈴木みその漫画（おとなのしくみ）とかが顕著なんですが
今で言う「萌え」と言ったカテゴリに属するものは見下し嘲笑すべき存在であり、
その一方でDOOMやカーマゲドンと言ったいわゆる「残虐ゲーム」を遊ぶのが
かっこよくていけてると言う風潮が割と支配的でした。
特にセンチメンタルグラフティをめぐる硬派ゲーマーとギャルゲーマーの
攻防戦みたいなのはその極みだった様にも思います。
その後見下し嘲笑するべき存在だった筈のモノがネットコミュニティと
同人文化と言う増幅器を介する形でメインカルチャーとして
のし上がっていく一方で今までそれらを侮蔑してきた者たちが
崇拝してきたもの、特に「かっこよくていけてる」証であった筈の
残虐ゲームはマスの市場から見捨てられる形で段々と隅に追いやられ
GTA3のPS2版リリースで息を吹き返すと思いきや今度は
「青少年に悪影響」とばかりに行政に目をつけられると言う状況です。
（彼らにしてみれば「先にエロゲーだろ？」と言いたいのでしょうが）
この本を企画した人はおそらく自分たちが隅に追いやられる今の状況に
対して非常に主観的な思考で反旗を翻したい（と同時にあぶく銭を稼ぎたい）
のでしょうが、明らかに便乗したヘイトスピーチは受け入れられないと思うし
それを行う自分がカッコいいと感じるのであれば実は非常にもカッコ悪い様にも
思うのですけどね。これを崇拝するような輩が出れば問題ですが。
ニュース小ネタ
■成人式：浦安市、朝日新聞のコラム記事に抗議書（毎日新聞）きちんとした裏付けも取材も行わず、単なる先入観と偏見のみで
「責任のあるメディア」で語る事が許される時代は既に終わったのにも
かかわらずそれに気付かない人が多い事には辟易させられます。
もちろんそういうことに対して追及の手を緩めてはいけないのですが。
■怒り爆発、「悪い景観」をメッタ斬り！（ライブドア）
美しい景観を創る会 --悪い景観100景--
景観と言うのは街の一つの個性であると同時に何が悪くて何が美しいのかと言う判断は
主観による所が非常に大きく各々が思い描くイメージにも左右されるのもまた事実です。
実際問題として悪い風景があるというのであれば彼らにとっていい風景と何かと問いたい
ですしあってしかるべきなのですが･･･。
申し訳ございません。現在、このページは準備中となっております。もうしばらくお待ちください。
文句だけ言うのは人一倍と言う実にお寒い状況です。
そういう意味では説得力が薄いとしか言いようが
ありません。
■民放の根幹を揺るがす、ある“深刻な”事態（1）
〜テレビCMの限界が見え始めた
回転が速い食品はともかく現状においては比較媒体が多いが故に
CMを打った程度では乗せられないと言う部分はあると思います。
