そこに懺悔はあるのか? 〜連続幼女誘拐殺人事件 報道〜

Wikipedia東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件

17年前に起きたこの事件は捕まった犯人が前例の無いものだったために
マスコミの醜い好奇心の的となりアニメ・漫画とそれを取り巻く文化が
最悪の形で暴露され、「おたく」と言うフレーズが差別用語的に飛び交い、
当時のアニメファンはいわれの無い迫害に遭い、「犯人はオタク」と言う
偏見が未だ続く遠因となりました。
(そして広島で起きた小1女児殺害事件でまたそういう流れが起きようとしています)

で、この事件報道に関しては多方面から様々な検証がなされてるのにも
かかわらずマスコミサイドからの事件報道に対する検証と反省は未だ
行われておりません。

しかし、一瞬ではありますが当時この事件に関わったマスコミ関係者が
口を開きました。(この記事は元のブログからは削除されています)

「格闘する読売ウイークリー編集部」。

いったいどうなっているのか(元記事は削除のためスナップショット)
【ソース元】
事件報道のリソースに「恣意的な映像」を加えていたマスコミ、それを黙認するマスコミ。
不可視型探照灯
宮崎勤事件を覚えてますか?ToS : silver shooting star



理解不能と思った事件も、多くはありませんが、経験しました。
忘れられないのは、平成元年の「宮崎勤事件」です。
幼女4人の連続誘拐殺人。
オウム以前の、戦後最大の事件かもしれません。

ビデオテープで埋まった宮崎勤の部屋の映像を覚えている方も多いと思います。
実は、事件後あの部屋に初めて入ったのは私です。
(中略)
おそらく、あの部屋の映像を覚えておられる方は、
あのビデオはみんな、アダルトとか盗撮とかロリータとかそんな類のものだと思っているのではないでしょうか。
実は違うのです。
大慌てで、ビデオのタイトルを写したのですが、
ほとんどは「男どあほう甲子園」とか「ドカベン」といった、
ごく普通のアニメばかりでした。
その中に、おぞましい映像が入ったビデオも含まれていたのですが、
少なくともそれはごく一部だったのです。

なぜ、そういうイメージが伝わってしまったか、
については理由があります。
部屋の隅には、数十冊の雑誌の山がありました。
どんな雑誌かももちろん確認しました。
大半は、「GORO」「スコラ」です。
20代の男性としては、ごくごく普通でしょう。

その中に「若奥様の生下着」という漫画が1冊ありました。
ある民放のカメラクルーがそれを抜き取って、
一番上に重ねて撮影したのです。
それで、あの雑誌の山が全部、さらにビデオもほとんどがそういう類のものだという、
誤ったイメージが流れてしまったのです。

ま、犯した犯罪からすれば、そのくらいは誤解されても仕方がないかもしれませんが、
(抜粋)


・・・当時世間を震撼させた犯人の部屋に関しては「あの部屋は実際は綺麗で
マスコミ関係者によって荒らされ捏造されたものだ」と言う意見が多方面から
ありましたが、一瞬とはいえそれを初めて認めたということになりますと共に
今の若者の世代にマスコミ不信を植え付けた罪は個人で情報を発信できる
今においてはあまりにも大きすぎたと言えるのかもしれません。